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2010年09月22日

連邦か集権か

某ビジネス書を読んでいて思った疑問はIT企画立案、予算管理はIT部門が集中管理する集権型が良いのか、または事業部門が個別に管理する連邦型が良いのかという点。前者はIT統制や企業全体を俯瞰した上での優先順位付けという点では優位だが、後者はIT投資に対する効果の見える化、部門最適の最大化という意味での優位性があるため一概には言えないのは確かではある。JUASの調査では最近は連邦型から集権型へ向かっている傾向にあるということで、某ビジネス書でもCIOが集権型へのダイナミックな方針転換に踏み切るくだりがあった。ただしこれは少し違った面でみれば、IT投資がうまくいかなかった場合の責任の所在がIT部門に重くのしかかるリスクもあり、連邦型であればIT部門と事業部門で責任を分散できることから、色々と政治的な面を考慮する必要もあると思う。ビジネス書の中では、「一人で縄に掛けられる」という表現を使っていたが。ただ連邦制で長くITに投資してきた企業は、往々にしてカオスな状況になっているようだが・・。

Posted by GAMMARAY at 01:21 | Comments (0) | TrackBack

2010年09月18日

混同しちゃいかん

ITSSではテクニカルスペシャリストとアーキテクトというのは別々の職種として定義されているのだが、どうもテクニカルスペシャリストのことをアーキテクトと混同して話されているのが最近は妙に鼻につく。アーキテクトって技術に力点を置くのはまぁその通りだとしても、やはりそれにプラスしてCIOの視点やビジネスアナリストの素養をもっていないと、いつまでも技術優位でITを構築して、シンプルで良いところに敢えて複雑性をもたらしてしまう落とし穴に陥ってしまっているように思う。そういえばサッカー部時代に、よくチームのメンバーが「もっとイージーにやれよ」って試合中に激を飛ばしていたことがあった、そうシンプルにイージーにボールを繋ぐことが、実は一番得点に近いやり方だと、中学、高校時代から皆肌で知っていたわけだな。

Posted by GAMMARAY at 01:12 | Comments (1) | TrackBack

2010年09月12日

Fast IT

この言葉はXDevの告知サイトで見たのだが、まさに今の自分が取り組まんとしているテーマを表した言葉だったので特に印象に残っている。「Fast IT = Cloud」なんて短絡的に考えているわけでは決してなく、ビジネス環境の変化や個別部門からの矢継ぎ早の要求に対して、如何に素早く対応できるITを築き上げるか?ってレベルの話。例えばサッカーにおいてプレイヤーに求められる必須の要素として”スピードとフィジカル”がよくあげられる。これはITにも言えることでスピードは変化に即応できる速さ、フィジカルは決してビジネスを止めない堅牢さに置き換えると分かりやすい。

これらを成し遂げるのに「やっぱアジャイルだよね」「やっぱりテストの自動化だよ」「いやOOで作ることさね」「クラウドだよ」「SOAでんがな」って議論は、まったくどうでもよくて、重要なのは「要求を漏れなく矛盾なく獲得し」、「要求を確実に仕様に落とし」、「仕様を無理なく品質も考慮して設計に落とし込み」、「なるべくシンプルに実装し」、「要求が満たせていることを確実にテストする」という、教科書にも書いてあるような当たり前のことをまずは確実にこなすことができれば、スピードとフィジカルは後からついてくる。

もちろんこれが難しいから上に挙げたようなバズワードが乱発されていくわけだが、実際は組織能力の欠如により当たり前のことができる状況であっても結局やれていないというのも結構多いと感じる。そもそも組織能力が低い状態で無理なクラウド化やアジャイル導入は、ろくに基礎も出来ていないチームで、無理やりバルセロナやアーセナルのような高速バスサッカーをやろうとするようなもので、これではチームとして連動するわけがない。そしてこの組織能力の向上は一朝一夕では不可能な話で、まさに「戦術と戦略と兵站」で言うところの兵站のレベルの話になる。つまり長期的な取組が必要なわけだ。これは開発側にも発注側にも言えること。
下手な小手先のテクニックに走る前に、まずは基礎を土台を徹底的に固め、チーム力を底上げしてから、新しいものへと取り組んでいく、これは国家間の戦争でも、サッカーチームでも、システム開発プロジェクトでも、人と人の連動によって成り立つものすべてに言えることだ。そして経営者もCIOもIT部門もPMもアーキテクトもSEも設計者も実装者もテスターも皆がこういった意識を持たないと、結局は無駄なITを増産するだけだ。
自分としては最近は特にこういったことを考えることが多いが、学校でいろんな先生方やCIOの方々の話を聞いていると、考えていることや悩みは同じという思いを強くするばかりだ。

Posted by GAMMARAY at 13:26 | Comments (2) | TrackBack

2010年09月11日

デザインも大事

Windows Azure Communityに何かほかに付加価値を付けられないもんかと、他のJavaやらクラウドやらRubyやらのコミュニティ系サイトを見てみたんやけど、ほぼ共通して言えるのは割とシンプルというか、大半がメニューだけとかWikiだったりで、あまりデザインとか拘っていないものが多い。今はCMSやらが充実しててシンプルなものなら簡単に作れるってのもあるけど、スキンやCSSテンプレートを当てればすぐにそれなりのデザインになるんだけどね。自分の場合は、可能な限りデザインにも拘るようにしていて、タイトルロゴなんかも元CGデザインやってた友人にお願いして作ってもらったし、スキンもアメリカのサイトから買ってきた。まぁ内容がなければデザインが多少凝ってても無意味なのは間違いないけど(^^;

Posted by GAMMARAY at 11:46 | Comments (0) | TrackBack

Kinect買うかも

11/20に発売が決まったXbox360のKinectですが、何か新しいことがやれそうな期待もあって買ってみようかなぁ〜と思ってます。まぁ邪魔になるかもって危惧もありますが、一応奥様も賛成してくれているのでそれならばと(^^)
にしてもこれでダンスゲームってのはわかるんやけど、サッカーゲームってどうなるんだろ?実際パスやらシュートごとに毎回蹴るモーションをするのは、さすがに疲れ切ってしますような・・。

Posted by GAMMARAY at 01:51 | Comments (0) | TrackBack

2010年09月05日

Windows Azure Communityをどうするか?

8月後半のTechEDにおいてJapan Windows Azure Users Group (JAZUG)というまぁ半分MSさん公認のWindows Azure 専門コミュニティが立ち上がった。自分も立ち上げのコアメンバーの一人なわけで、これからはしっかりと活動を行っていこうと思うかたわら、私とYで個人でやってきたWindows Azure Communityをどうするかという問題も出てきた。自分の場合、学校やらもあるため、正直情報発信としてはMSDNや他Webメディアに任せる方が良い気もしており、コミュニティとしてはJAZUGに今後は任せて発展的に解消するというのも一時は考えた。ただそもそもWACを立ち上げるにあたって目指したのがAzure情報ハブだったことや、今までのそれなりの苦労を考えると何気に惜しいという気もしないでもない。
そこで情報ハブという原点に一度立ち返り、根本的に構想を練り直そうかと思っている。なんでもやろうは、結局何もかも中途半端になるだけなので、ハブ化一本に絞り込むのが良いし、JAZUGともうまく連携していきたい。ってことで9月中を目指して、コンテンツや方向性をリニューアルする予定です。

Posted by GAMMARAY at 17:38 | Comments (0) | TrackBack