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2012年09月22日

外圧

今回の尖閣問題は、21世紀の日本人が初めて戦争というものを身近に考えた瞬間だったんじゃないだろうか。

そして改めてアメリカに国防を実質任せるしかない日本において、一方でオスプレイや普天間問題でアメリカと事を構えようとしている矛盾。
大衆は自己の目先の利害のみで判断をしがちだが。尖閣問題を見ていると国はもっと大局的な視点で判断し、切り捨てるものを思い切って切り捨てるくらいのことをやって欲しいとつくづく思う。


と、ここまで書いていうのもなんだが、そんな判断は今の日本では下しようがないのよね。

韓国やギリシャのような規模の国ですら、IMFという外圧がなければ国を変えることができない中で、さらに規模が大きな日本が自主的に国の有り様を変えるなんてことができるわけがなく、まぁこれは大衆に迎合せざるを得ない民主主義のある意味限界でもあるんだろうけど。
過去の歴史をひも解いても黒船にGHQという外圧があって初めて日本は変わることができたわけだし。

まぁ他の人々がどうするかは知らないが、自分としては池田信夫氏の「もし小泉進次郎がフリードマンの『資本主義と自由』を読んだら」のような状況が来ても生き残れるように着々と計画を進めていくだけだけどさ。

Posted by GAMMARAY at 01:38 | Comments (0) | TrackBack

2012年09月19日

京都旅行

今週夏季休暇を2日とって3泊で京都旅行に行ってきた。
京都は大学時代に4年ほど住んでいたが、WINS近くの八坂神社以外はほとんど観光とかしなかったので、あらためてちゃんと見ておこうかと(^^;

ホテルは駅直結のグランヴィアで立地は最強!細かいところも気が利いていてなかなか良いホテルだった。

■初日
さて初日は正午前について二条城から下賀茂神社へ向かった。
二条城は天守閣などは無いが、大政奉還の舞台になるなど歴史は重厚で見応えは十分。これはこれで迫力があるお城だった。
次の下賀茂神社は、特別に本殿が見られるということで拝観料を払ったらガイドさんが色々と説明をしてくれた。この神社は特になんとかの森というのが素晴らしく、まさに天然の巨大トンネルみたいな感じ。
下賀茂には八咫烏を祭る神社もあり、サッカーにご利益があるとのことだったので、マンUTDがCLで優勝できるようにと祈っておいた。八咫烏がイングランドのクラブチームにまでご利益があるかは分からないが、細かいことは気にしないのである。

この日の夜は、事前に予約していた京天ぷらの名店「園堂」へ。
いや〜個室の雰囲気も最高でしたが、とにかくお料理が美味しかった!まぁお値段もそれなりにしますがね。。

■2日目
さて京都旅行の楽しみの1つが嵐山のトロッコ電車〜保津川下り!

トロッコ電車は20分くらいではあるけど、座った席は窓が天井以外は全くないオープンな車両だったので、眺めがとても良かった。車内で写真撮影もあり、このあたりはよく商売しているなと。

そしてなんといっても保津川下り。
この日は台風の影響もあって風が強く、いつもは3人で漕ぐらしいが、この日は4人態勢とのこと。あとで聞いた話だと、やはり風が強いので、自分たち以降数隻を持って中止になったんだそうなので、朝早く行って良かった。
保津川下りは、もう素晴らしいとしか言いようがない!
大自然を真下から見れるし、時折ある急流を超えるときなども迫力満点で、途中物を売りに船が近づいてきたので、いか焼きを注文してしまった。うまかった(^^)
ただ直射日光がかなりきついので、腕と顔がすっかり焼けてしまったが、この保津川下りは秋に来ると絶品なんだろうな。

そのあとは湯葉の料理を食べて、竹林が有名な小道を回り、太秦映画村へ。
まぁTDLやUSJと比べるべくもないが、途中開催されたショーはなかなか面白かった。このテーマパークは、こういったショーをベースに集客したら結構人気がでるかも。

■3日目
この日は生憎の雨だったけど、まずは伏見稲荷へ。
ここは全国にあるお稲荷さんの総本山というだけあって、なんというかオーラが違うという感じ。
鳥居のトンネルなんか雰囲気凄いですわ、これは来てよかったとつくづく思った。

続いて東福寺で絶景の庭を見て回ってから、三十三間堂も見て回った。
それにしても京都に4年もいてこれら寺社の存在すらしらなかったというのはどういうこっちゃねんと、あれから10年以上たった今、しみじみと思った次第。もったいないことしたなぁ〜と。。

さて実は今回の旅のもう1つの目的が母校を見て回ること。
その前に北野天満宮で試験の合格祈願をしてから、しばらく歩いて懐かしのキャンパスに到着。
昔サッカーサークルでよく試合をやった中央グラウンドは既になかったが、それ以外は昔のままだったので、懐かしかったのなんの。
ただ周辺のお店などは、自分の当時のバイト先も含めてみんな無くなっていたのでちょっと寂しかったが。。いやはや、色々と当時のことを思い出しましたわ(^^)

ということで夜はホテルのバイキングを食べて次の日に帰宅。
京都はいつきても素晴らしいというが、やはり一番見応えがあるのは秋の紅葉ということで、その時期にまた来たいものである。

Posted by GAMMARAY at 18:00 | Comments (0) | TrackBack

2012年09月06日

ゴールデンパラシュート

企業の買収防衛策の1つにゴールデンパラシュートがある。

これは買収完了時に退任する取締役陣に多額の退職金を払うことを事前に決めておくことで、敵対的買収を阻止する防衛策である。

ただNHKの経済ドラマ「ハゲタカ」において、買収するファンド側が、親族経営企業にゴールデンパラシュートと称して、社長を退職させた場合に限り、幹部に多額の退職金を支払うという提案をするシーンがあった。

つまり幹部に多額の退職金というところまでは同じでも、使い方は買収のための手段としても使えるということのようだ。

なるほどね。

Posted by GAMMARAY at 00:16 | Comments (0) | TrackBack

2012年09月04日

ビジネスとはよく言うが

自分が所属しているIT業界では、提案などで「ITで御社のビジネスに貢献し〜」なんて言葉がよくうたわれる。

もうどこでもかしこでも同じような言葉が出てくるので、麻痺していたが、そもそもここで言うビジネスってなんだよって思うことがある。

これはどの立場で見るかによるわけで、現場よりになればなるほど「ビジネス=実業務」になるし、経営よりになれば「ビジネス=利益」ということになるのだろう。

この後者の立場でMOT時代に議論になったことがあるが、教授が「利益を上げることである」と言ったことに対して、学生らが反論していたことがあったっけ。

もちろん利益だけの追求は社会市民としての役割の放棄にもなるわけなので私も反対ではある。
だた当時の学生らの、経営理念の実現、社会貢献にあるべきという主張ももちろん間違ってはいないが、そもそもこのような高い理想を実現するには企業が存続し続けないとできないことである。

そして企業が存続し続けるためには利益を上げ続ける必要があり、より大きなインパクトを社会に与えるためには、企業の規模は大きい方が可能性が高いわけで、このためには利益を増やし続ける必要がある。

話を戻すとITでビジネスに貢献というのは、本来的にはこの利益に貢献できないと意味がなく、実業務への貢献なんて、作業改善でITを導入しなくてもいくらでもやれる余地があることが多いし、もっと言えば、改善された結果、人件費なりのコストを削れない限り、経営に対する貢献にはならないと思っている。
IT導入の結果の人件費削減うんぬんはIT屋の仕事ではないという意見ももっともだが、その範囲でとどまっていることがIT屋の限界でもあるかと。

逆にコンサルはここまで踏み込まないと価値がないと思う。

Posted by GAMMARAY at 21:30 | Comments (0) | TrackBack