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2012年09月04日

ビジネスとはよく言うが

自分が所属しているIT業界では、提案などで「ITで御社のビジネスに貢献し〜」なんて言葉がよくうたわれる。

もうどこでもかしこでも同じような言葉が出てくるので、麻痺していたが、そもそもここで言うビジネスってなんだよって思うことがある。

これはどの立場で見るかによるわけで、現場よりになればなるほど「ビジネス=実業務」になるし、経営よりになれば「ビジネス=利益」ということになるのだろう。

この後者の立場でMOT時代に議論になったことがあるが、教授が「利益を上げることである」と言ったことに対して、学生らが反論していたことがあったっけ。

もちろん利益だけの追求は社会市民としての役割の放棄にもなるわけなので私も反対ではある。
だた当時の学生らの、経営理念の実現、社会貢献にあるべきという主張ももちろん間違ってはいないが、そもそもこのような高い理想を実現するには企業が存続し続けないとできないことである。

そして企業が存続し続けるためには利益を上げ続ける必要があり、より大きなインパクトを社会に与えるためには、企業の規模は大きい方が可能性が高いわけで、このためには利益を増やし続ける必要がある。

話を戻すとITでビジネスに貢献というのは、本来的にはこの利益に貢献できないと意味がなく、実業務への貢献なんて、作業改善でITを導入しなくてもいくらでもやれる余地があることが多いし、もっと言えば、改善された結果、人件費なりのコストを削れない限り、経営に対する貢献にはならないと思っている。
IT導入の結果の人件費削減うんぬんはIT屋の仕事ではないという意見ももっともだが、その範囲でとどまっていることがIT屋の限界でもあるかと。

逆にコンサルはここまで踏み込まないと価値がないと思う。

Posted by GAMMARAY at 2012年09月04日 21:30 | TrackBack
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