この作品を観てる間中、何か不思議な違和感を感じていた。
うまく言葉に出来ないのだが、映画自体に感情がない・・というより まるで死んでいるような感じ。
これは役者の演技がどうとか監督の撮り方が悪いとかそういう意味では決してなくて、役者達のセリフは全てがアドリブであり、それこそ感情豊かに演じているのだが、映画そのものから何も感情を感じないのだ。
淡いブルー、空虚な世界、そして映画は絶望的なラストへ向けて淡々と進んでいく・・
ガズ・ヴァン・サントが描いたこの世界に救いはない。
2003年カンヌ国際映画祭 パルムドール&監督賞 受賞作品
Posted by GAMMARAY at 2005年02月14日 21:46 | TrackBack