朝10時くらいに玄関を叩く音で今日一日が開始、どうやら配達の人みたいで届いたブツは、以前BLOGでも紹介した「バザラにホレた!――新薬師寺・十二神将 彩色再現ものがたり」だったのだが、定価1000円だからまぁ良いかと思い購入したら代引手数料やら送料やらで1690円も取られてしまった・・日頃Amazonでのクレジット決済に慣れてる身としてはどうも納得がいかずに朝からちょっとふくれっ面 (−−〆)
ところでこの本、なんかやけに表紙がシンプル(バザラ像のイラストは実は帯)でしかも全部真っ赤というデザイン・・「なんか金掛かってねぇ〜なぁ〜」と悪態をついて表紙を開いてみたところ、
すげぇ・・
自分の目に飛び込んできた「伐折羅(バザラ)大将像/彩色表現CG」、これにはさすがに息を呑んだ・・以前から自分は仏像なんて形はまぁ美しいものもあるが、どうも色彩が土だか木だかのほぼ単色でビジュアル的にはつまらんなぁという思いがあっただけに、これほどの艶やかさで再現されたバザラ像はとにかく美しいのひと言だった。
そして何よりも面白かったのは、登場する人物それぞれの「拘り」だ、同期でもあり現場リードの仏っさんや企画リードの松澤さんを始め、プロデューサー、映像ディレクター、カメラマン、照明さん、東京芸術大学の長澤先生や奈良教育大学の大山先生、CGデザイナー、そして新薬師寺の住職をはじめ関係者の方々、モノを創るという作業には関わった多くの人が、どれだけ拘っていくかでそのモノの価値が決まっていくものなんだとしみじみ感じた。
自分は常々、今IT業界にもっとも足りないのは、自分達が「モノを創り」にたずさわっているんだとう自覚を持っている人がとても少ないことだと思っている。
ただ日々の作業を淡々と機械的にこなすだけ、そこにはなんの拘りも愛着もない・・実に悲しいことだと思う、映画制作であれCG製作であれ陶芸製作であれソフトウェア製作であれ「モノを創る」という意味での本質は何も変わらないのだということをもっと多くのエンジニアの人に自覚して欲しい。
このCG映像を製作したCGデザイン会社は以前自分が勤めていた会社でもあるのだが、この会社には松澤さんが唱える
「Sharing Visual Wonders」
という言葉がある。
今自分達が持つべき言葉は
「Sharing Create Wonders」
ではないだろうか。