ジョン・グリシャム原作でなんとも豪華なキャスト陣、話題性はあったのかもしれないが・・
法廷ものにハズレなしって言葉の通りまぁ悪い映画ではない、特に弁護士や検事ではなく陪審員コンサルタントという実にアメリカらしい職業にスポットを当てた点は新しさもあった。
ただジョン・キューザックが他の陪審員を誘導していく過程の作り込みがイマイチな感じがする・・この映画ではレイチェル・ワイズとジーン・ハックマンの駆け引きや、法廷闘争よりも如何に陪審員の心情を傾けさせるかってとこが一番の売りだと思ったのでちょっと残念ではある。
余談だが原告勝訴後の懲罰的賠償金の額は
ニューオーリンズ・トライアル(銃器メーカー) < レインメーカー(保険会社) < インサイダー(タバコ産業)
で桁がひとつずつ上がっていくのである。
もしインサイダーよりも高額な賠償金があるとしたら、アメリカ自体を訴えた場合かもしれない。