INETAのMLにあった投稿で知ったのですが、現在GDNJで非常に興味ある話題がでています。
http://www.gdncom.jp/general/bbs/ShowPost.aspx?PostID=12468
ちょっとここのスレ自体が本来の内容と乖離しつつあるようなので、敢えてこちらで自分の意見をば。
ただしタイトルで言うところの「社会」を、国内IT業界という枠組みだと規定します。
現在通ってる大学は社会人学生がほとんどなので当然業界の方も多くいますが、.NETの認知度と言えば名前だけは一応って人がほとんどな状況で、飯を食いに行っても、酒を飲みに行っても、「.NETって普及してるの?」、「Windowsはカスだ」、「.NETなんてどうでもいい!」なんて意見が方々から飛んできます。
これは別に大学の中だけのことではなくて、本社勤務の時も色々な人がそういってるのを聞いてました。
前者の質問についてはC#やVB.NETのような言語と混同してる方もいますが、基本的に自分の会社は大なり小なり.NET案件は多くある為、その事を素直に説明していますが、後の2つについては笑って流してます。 (俺も大人になりました)
だって「.NETよりもJavaの方が優れてる」って言えることって凄くないですか?
この言葉を言うからには恐らくどちらのプラットフォームにも精通し、数多くの.NETやJavaのプロジェクトをアーキテクトレベルでこなしてこられたんでしょうから、そりゃ国内屈指のエンジニアの方なんでしょうねってことになるわけですよ。
ぶっちゃけそんな人、国内でそうはいませんよ。
しかしこういう意見が出てくること自体が.NETの認知度が開発者レベルでもまだ低いってことなんでしょうね・・Microsoftの新しいテクノロジーっていう言葉が独り歩きしてる状態・・ある意味俺はこういった意見に適切に答えられるようになりたいと思ったので、もう一度大学生になったわけですが。
あと本当の意味での認知度ってITと全く関係ない人たちや、ほぼWindows系の開発に係わることがないエンジニアや企業経営者が対象なんじゃなくて、今までにVBやASP、MFCなどをやってきた人たちがどれだけ.NETを理解するかってことになるのではと思ってます。
ただ自分としては10年後にどちらが生き残ってるか?よりも10年後にどれだけ両者がSOAの名のもとに連携できるかってことの方が遥かに重要だと思ってるので、いずれはITに携わる全ての人が認知することが重要になってくるとは思いますが。
ここで問題になるのは、2002年3月の国内正規リリース以降、MSの.NET戦略は正しかったのか?ってところですね、これはマーケティングレベルの話ですが、正直自分にもこれは分かりません・・。
もっとも簡単な方法は1995年にJavaが登場してからの2年間での採用実績と.NETの2年間 (即ちほぼ今現在まで) での採用実績とを統計的に比較することですが、これについては いずれ調べてみたいと思ってます。
いや待てよ、この統計データの比較から分かることってMSとSUNのマーケティング戦略の優劣を相対的に判断することにしかならないのかも・・う〜ん、それこそ10年後に振り返ってみないと分からないことなのかもなぁ。
ところでこのGDNJのスレはどうやって終息するんだろう(^^;
Posted by GAMMARAY at 2004年07月08日 13:19 | TrackBack