TOP
PROFILE
MUSIC TUNE
BBS
LINK

2004年02月12日

革命か駄作か・・

ウェイキングライフ
この映画ぱっと見はどうみてもポップ調のアニメ映画にしか見えないのだが、実は実写の映像をデジタル・ペインティングでさらに加工するという前代未聞の手法を使ったどんでもない作品なのである!
想像してみて欲しい、まず実写の映像で撮影し、その後で全てのカットを1カットも漏らさずペイントするのである・・途方もない手間と時間が掛かっており、その効果はアニメというにはあまりにも動きが滑らかというか自然すぎ、しかし映像は明らかにアニメ調なのだ。
正直こんな映像は始めてみた・・っとそれだけなら「手間掛かってるねぇ〜」で終わるのだが、この作品の内容がこれまた挑戦的なのだ。
全編に渡って主人公は様々は人々とまみえるのだが、彼らの言葉は全て哲学なのである。
いや、これは比喩ではない、徹頭徹尾何かしらの哲学をひたすら主人公に語るだけなのだ・・なのでしばらくはそのトリップな映像に魅入っているのだが、次第にこの映画に映像はまったく必要ないと悟りはじめる・・この映画の狙いはなんだ?
哲学を主張したいから映像でこんな大博打を打ったのか、映像で魅せたいから内容は箇条書き程度で良かったのか・・いずれにせよ、リチャード・リンクレイター監督のこの大いなる挑戦には賛辞を贈りたい! 次もこの手法は使わないだろうが(^^;

Posted by GAMMARAY at 2004年02月12日 00:14 | TrackBack
Comments
Post a comment









Remember personal info?