ほんとに難しい映画だった・・難しいのは別に内容が難しいわけではなく、各々が愛すべき家庭を持つ3人のベテラン女性達と彼女をとりまく様々な人々のまさに"むき出し"の生き方がである。
特にジュリアンム-ア演じるローラ、あなたの人生はこれで本当に良かったのか?
「自分でも後悔していると言えたらどれ程楽だろうか」とクラリッサに語る・・ならなぜこんな幸せな家庭を捨てたんだ?死ぬことを躊躇ったのはリチャードを想ってのことじゃないのか?捨てることは死ぬことよりも楽なことなのか? クラリッサはそんなローラをどう見たんだろう・・
軽蔑?共感?理解?猜疑?
色んな映画を観てると、今では分からなくてもいずれ未来のどこかでもう一度観たら理解できるかもしれないって思う作品に出会うことがある。
「めぐりあう時間たち」なんともふさわしいタイトルやな・・