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2008年07月13日

昭和的価値

3年で辞めた若者はどこへ行ったのか - アウトサイダーの時代 -
という本を読んでいるんやけど、自分の場合、学生の頃って、この昭和的価値観ってところがずいぶん希薄だったなぁとしみじみ思う。
氷河期時代の真っただ中にあって、周りは普通に就職活動に汗を流していたが、自分の場合やりたい事と、そこへ向けて何をすべきかがかなり明確だったため、まったく就職活動なんてせず、しかもその選択になんの不安も感じていなかった。ただ若かっただけというのもあるが、周りからはずいぶんと稀有に映っていたようだ(^^;そういう意味では、スケールの違いはあれど自分もアウトサイダーだったんだろうな。
では今はどうだろうか?まぁ10年前とは立場も背負っているものも違うのは確かだが、この本を読んだ限りでは、他人はともかく自分の場合、この昭和的価値観にどっぷりとつかってしまうことがあれば、それは自分にとって個の消滅と同義かもしれないが、正直自分でもよくわからんし、別にこの価値観が悪いことだとも思わない。
ただ前職で大手ベンダーのPMから「○川さんは、今までどうして大手を受けようと思わなかったんですか?」と不思議そうに聞かれたことがあったが、まぁそれは昭和的価値観ってものが、どうも自分とはそりが合わなかっただけってことなんだろうな。
余談だが最近留学経験のある若い連中が多いなぁと思う。昔は国外にまで行って勉強とは恐れ入ると思っていたが、その先の目的もなく、ただトレンドにのって外国の大学に行っただけというパターンもずいぶん多いようで、これもある種の昭和的価値観の一例なんだと気づいた。

話は変わるけど、上でリンクを貼ってる小飼さんの書評はとても参考になる。特に勝間さんとの対談は読みごたえ十分で良いわ。

Posted by GAMMARAY at 2008年07月13日 01:39 | TrackBack
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