この映画の面白いところはクライマックスに持ってくるとばかり思っていた第9の初演奏シーンだが、実はこの映画が本当に人間臭くて面白くてなってくるのは実はこの初演奏の後なんだよね。 もちろん演奏シーンのエドハリスの迫力というか鬼気迫る演技は、アカデミー級なのだが、ダイアンクルーガー(戦場のアリアに続いての名作出演ですな)も決して負けていない!ビーストの中にも繊細さが宿るベードヴェンを見事に描いた作品と言えるだろう。
敬愛なるベートーヴェン