正直諸手を挙げてすばらしい感動作!と呼べる内容ではないのは確か。
まず主人公の少女が思ったほど主たるテーマに絡むことがなく、北朝鮮、韓国の両兵士の緊迫しながらもどこかユーモアなぎこちないコミュニケーションってのももう少し面白く撮れた気がしてならないし、アメリカ人の負傷兵は別にいなくても良いのでは?ってくらい影が薄い。
そもそもここまでアメリカを悪者に描く必要があるのだろうか・・とまぁちょっと辛らつな評価を書いたが、久石譲の音楽はやはり素晴らしいし、時折見せる幻想的な映像も良い、ラストもなかなかアメリカ映画では撮れないんじゃないって潔さもある。
結果的に悪い映画ではないのだが、何かもうひとつ足りないと言った印象だろうか。
↓の公式サイトで流れるテーマ曲が素晴らしい!
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