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2006年09月03日

グエムル -漢江の怪物 -

グエムル -漢江の怪物 -ポン・ジュノ監督はやっぱり面白い監督だ。
この映画はただの怪獣映画ではない、いや正確には日本のようなチープな怪獣映画でもなく、ハリウッドのありきたりな家族愛映画でもないということ。
それは「ロード・オブ・ザ・リング」のCGチームが作成した圧倒的な映像というだけではなく、その家族や周囲を取り巻く人々の描き方だ。
そもそも韓国映画の笑いのノリは、自分なりの表現で言えば良い意味で少しレトロな感じで、日本の本流とは一本軸がずれている、このノリを理解するには多少の慣れがいるため、ややもすると酷評に繋がったりもする・・しかしこの作品はそういった韓国独自のノリと、ハリウッドの圧倒的な映像をとてもうまく融合させ、おもしろチープでやけにごっつい作品に仕上がっている。
これはまさに「殺人の追憶」でその手腕をみせつけたポン・ジュノ監督の成せる業であろう。

なんか一部にストーリーを酷評されているようだが、怪獣という明らかに非現実的な悪者に対して、それを家族が団結して戦うってあたりで、どの国のどの作品でもありきたりのストーリーになると思うのだが・・一体この手の怪獣ものに何を期待しているんだか・・作品ごとに視点を変えるって柔軟さを持つべきだな。
反米的なノリは、敢えて彼らなりのユーモアととるべし。

正直こういった怪獣作品が日本ではなく、韓国から出てきてしまったことが少なからずショックだ・・ほんとに日本娯楽映画陣は何をやっているのか・・と呟きたくもなるわ。

グエムル -漢江の怪物 -

Posted by GAMMARAY at 2006年09月03日 22:57 | TrackBack
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