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2006年07月12日

最後は勇気

そういえば先週金曜に行われた全社ミーティングで、今まで実施した勉強会(これをアバでは「祭り」と称している)の中で、もう一度やってほしい回はどれか?というアンケートの結果、自分がやった「アジャイル入門」が一番だったらしい♪ まぁ猿に赤星にマスター・ヨーダとネタ満載だったからねぇ〜(^^;
(他にはAtlas、WF、Office2007、SQLServer2005、BIなど色々と実施されている)

アジャと言えば現PはTFSと共にもうひとつMSF for Agileについても検討されている(検討されていた?)んやけど、これに限らずやっぱりお客さんの反応は「工数の削減」というメリットのみに集約する・・結果要求されるのは導入によるメリットを数値で出せってことに集約されちゃうわけだ。
自分はここの検討には直接絡んではいないが、担当チームはとても熱心に提案していたみたいやけど、やっぱりなかなか理解されるのは難しいようで。
こういう状況を見ているとつくづく思うのだが、今の世、アジャに関するリソースなど方々に転がっているが、結局それを導入へ持っていくまでの議論がプラクティスうんぬんに比べてとても少ない気がする・・特に数値(メトリクス)となると皆無だ・・それをやっちゃアジャイルじゃないぜ!って言うのは容易いが、現実それがないと話にならないのではないだろうか?結局絵に描いた餅と言われても反論しようがない、実際にやれないことにはね。

それにいざやりましょう!ってことになっても現Pのように100人を優に超えるような規模で本当に初志貫徹やり遂げることができるのだろうか?これは担当者の習熟度やスキルの話ではなくて、もし失敗したらその責は一気に担当者のところへ押し寄せるだろう・・それを覚悟してまでも貫き通すだけの強靭な精神力と信念が、ほんとうに今のアジャと言っている人にどれだけいるものか・・。
(顧客からは怒られ、ベンダーからは白い目で見られ、上司にもたぶん怒られるの世の常)

結局本気でアジャるには、論理や知識やツールへの習熟うんぬんではなくて、真の勇気、これ一点を持ちえているかどうかってことなんだよね。

Posted by GAMMARAY at 2006年07月12日 13:02 | TrackBack
Comments
ん〜、開発に関しては門外漢だけどマネジメントに絡む部分なのでちょいとだけ。 要はリスクマネジメントに行き着くんじゃないかな?と。 アジャイル導入してそれを突き通した為に失敗したら…と思うのは普通として 逆に「どこまでの失敗なら許容範囲か」とか「○○な失敗なら想定可能。では、その時にどうリペアするか」とか 2歩先3歩先を読んで計画してく必要あるんじゃないかな? まあ、言うなれば「(まさに)一個大隊の前線指揮官」って感じで(w リスクを背負ってあえて勝負に出る(リスクをチャンスに変える)か 日本人的に「石橋を叩いて渡る慎重派」でいくか。 何の技術・製品・プロセスを導入するにしても必ずついて回る部分ですね… Posted by: やた at 2006年07月13日 11:24
プロセスのライフサイクルの中でリスク管理ってのは当然やらなければいけないことなんやけど、問題はそのプロセス自体にリスクがあった場合、それを具体的に数値で出すのが難しいため、それならば従来のウォータフォールでってことになってしまうと思うなぁ。 特にお客さんからしてみればね。 パフォーマンスやコスト的な話は適当でも数値を出せるけどねぇ・・(^^; Posted by: GAMMARAY at 2006年07月13日 17:33
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