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2005年11月10日

生きたドキュメント

最近は諸々の事情からチーム全部が本社に戻って仕事中なんやけど、今日は一日ドキュメントの記述粒度について議論が紛糾して疲れた。
自分はアーキ担当で標準化も担当しているため、当然ドキュメントの記述粒度についても統一化しないといけないのだが、開発期間が切迫していることから極力書きたくない派もあれば、当然基本設計からより粒度を細かくしたドキュメントを求める派もあれば、顧客の納品物であることから明らかに詳細すぎるドキュメントを求める派もある。
ただ忘れてはいけないのは前のフェーズのアウトプットとしてのドキュメントは当然次のフェーズのインプットとなるわけで、ここの整合性があっていない場合は必要なものが足りないか、必要以上過ぎるか、そもそも不要なものであることが多い。

単純に現フェーズの状況とその場にいる担当者の観点という点レベルで判断するのではなくて、フェーズ横断的、あらゆる役割・立場の人の観点から要・不要、粒度を決めないと、生ける屍のようなドキュメントがファイルサーバーに氾濫する羽目になるんだよね。

んで結局今日はどうなったかというとまぁとりあえずは皆が納得するレベルで落ち着いたんやけど、そもそもこういう状況を改善するために独自のメソドロジーってがあるんじゃないのか?とつくづく思う。

ちなみに一つ前に関わったプロジェクトでは、このドキュメントのIOってところに相当拘っていて、しかも出来る限りのスリム化を図って日々議論していた。
ちょっと工数掛け過ぎじゃね?とも思ったけど、あれはあれで良いと思う。

まぁドキュメントってのは大事ですよ、アジャイルだって「ドキュメントなんて全くいらねぇぜ〜オラァ!」なんて一言も言ってないしねぇ(^^)

Posted by GAMMARAY at 2005年11月10日 00:48 | TrackBack
Comments
>当然ドキュメントの記述粒度についても統一化しないといけないのだが  対象の複雑度を考慮に入れないと、記述粒度を統一化することによって複雑なものには記述の足りないドキュメント、単純なものには書きすぎなドキュメントが出てくる事が往々にしてありますよね。  複雑度は定量的に評価できないので、標準化で下手な定め方をするともう…ですね。 Posted by: 菊池 at 2005年11月13日 14:16
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