グリコ・森永事件をモチーフにしたこの作品はとにかく重厚な社会派サスペンス作品に仕上がっている。 単純な盗るか捕られるかのクライムサスペンスではなく、刑事、誘拐犯チーム(レディジョーカー)、家族、企業と色んな視点・角度から描かれる内容はともすれば理解に難解を極めるが、それだけの張り詰めた緊張感も同時に持ち合わせている。 一度ではなく二度、三度と観ることでようやく全容がつかめるのだろが、それだけの気力が続くかとうか・・
レディ・ジョーカー