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2005年06月06日

新型ApplicationBlockの実力

ここ最近で2つのABが公開されました。
・Service Locator Application Block
・Data Mapping Application Block

前者はデンマークのMCS(MicrosoftConsultingService)のコンサルタントの方が開発したABでほぼ検証は終了、これはMock機能を提供するABでオブジェクトの生成、インスタンスメソッド、静的メソッド等のMock対象や振る舞いをConfigurationConsoleを使って外部から変更(Dependency Injection)することが出来ます。

後者は文字通りデータマッパー機能を提供するABで、俗に言うインピーダンスミスマッチ問題をDALC(DataAccessLayerCompornent)で抽象化するための支援機能を提供するって感じでしょうか。
ようするにO/RマッピングフレームワークであるHibernateのようにXML形式の外部ファイルで各Command設定やパラメータマッピング設定が出来るんですが、また詳細な検証が出来ていません。
というのもDMABは今月中に公開が予定されている1.1であれば問題ないようなんですが、現行の1.0だとDAABやExtensionに変更が入ってしまう為、インストールドキュメントの通りに設定してもパッチの適用が不十分なのかどうもビルドが通らない状況で、上記の内容はドキュメントをざっくりと読んだ内容からの推測レベルです。
そういうわけで1.1リリース後に検証を行う予定です。
ただADO.NETはデータセットを中心に据えたデータモジュールであるため、エンティティクラスとRDBとの対応関係というJavaライクなORMというのとはちょっと趣が異なるのかなぁ〜という印象をドキュメントからは受けますね。

と、ここでちょっと気付いたんですが、今年の一月にリリースされたABはあくまで今後のロードマップにおいてコアとなる基本的なABだったんですが、それ以降UpdaterAB,SLAB、DMABなどはあきらかに大掛かりな機能を提供してきています。
特にDMABについては今後のバージョンではHibernateのようなO/Rマッピングフレームワークレベルの機能を提供してくるかもしれません、SLABのように単なる機能拡張ではなくて単独のABがPAGチームとは別の開発者によって提供されてきだしたりとEntLibワールドの拡大は留まるところを知りませんねぇ(^^)

追記
DMABはO/Rマッピングというよりはストアドの引数パラメータとDataFieldとの対応関係を外部ファイルに定義するもののようです。

Posted by GAMMARAY at 2005年06月06日 01:39 | TrackBack
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