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2005年06月02日

分かる人には分かるのだ

今回のプロジェクトでは開発標準等が割りとしっかり用意されており、オフショアを視野に入れていることもあってかプロジェクト計画書や各種設計書の記述レベルも詳細である。
今日読んでたのは拡張フレームワークに類すると思われるコンポーネント群の仕様書なんやけど、独自認証、画面遷移制御 (機能としてはUIPABに近いが対応するコントローラの定義までは行わない模様)、暗号複合化、データアクセスヘルパー、画面コントロール設定とデータマッピングや入力検証をExcelで一括管理する機能、テーブル定義管理をExcelで行えるようにする機能などなど雑多にいくつかの機能が用意されている、ちなみにロギング機能はlog4netをベースにして拡張し、WindowsサービスやIISホスティングによる監視機能(.NETリモーティング)もあるみたい。
まだ仕様書以外で実物を触ってないのでなんとも言えないが、どの程度洗練されているかは分からないけどちょっと面白いモノかもしれない。

が、

ここで一言
「データアクセスヘルパー機能はまんまDataAccessApplicationBlockを使ってますからぁ〜!」
PrepareCommandやらSQLHelperクラスや利用サンプルを見ればまぁ一目瞭然だし、そもそも一般的なパターン名であるDAOではなくて、DALC(データアクセスレイヤーコンポーネント)という書き方をしている段階で開発技術大全からヒントを得たってことが分かる。
(もしもAAfN等を見て同様のヘルパークラスを作ったのであればごめんなさい)
実は自分が直接関わったわけではないが、某国内大手ベンダーさんのPでもDAABとlog4netを使っていたらしく、ひょっとしてこの組み合わせはポピュラーなのだろうか (まぁ軽量だしね)

ただもし自分がこれと同様のモノを要求されたとしたら、Enterprise Libraryと旧ApplicationBlockやEIFを組み合わせることでかなり短期間で用意する自信がある(Excel連動等カスタムは必要だろうけど)。
こういうところ知ってると知ってないでは大きく変わってくることもあるんだよね。

そうそう話は変わるけど今回のPはNUnitを使ったテストファーストで開発を行っていくようです!
オフショアで開発する部分もテストファーストということでどうなるか個人的にもちょっと楽しみだ(^^)
まぁXPプラクティスにおいて単体で1つのプラクティスをこなすだけで目を見張るような成果が上がるかどうかは微妙なことから、テストファーストで開発することのメリット曲線がコードを2回書くかのような錯覚曲線(未経験な開発者が陥りがち)をどの段階で上回るかが継続して行うにあたっての焦点になるわけで、とにかくプロパーさんと協力して啓蒙していくしかないんだろうな(^^;

Posted by GAMMARAY at 2005年06月02日 21:03 | TrackBack
Comments
>オフショアで開発する部分もテストファーストということでどうなるか個人的にもちょっと楽しみだ(^^) 数ヵ月後のオフシェアに対する愚痴を期待してます。 Posted by: Overmars at 2005年06月03日 09:06
ただ・・その・・数ヶ月後は・・俺・・もう・・モルドールに・・いない・・ような・・ Posted by: GAMMARAY at 2005年06月03日 20:15
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