山田洋次監督らしい、とても暖かい雰囲気をもった作品。 主人公である片桐宗蔵(永瀬正敏)と きえ(松たか子)の話を中心に家族との関わりがとても暖かい雰囲気で包まれており、観ている側も和んでくるのだが、反面昔の親友である狭間弥市との駆け引きや殺陣シーンにそれほどの緊迫した駆け引きや張り詰めた感じを受けなかったのが惜しい。 それでもやっぱり山田洋次作品は好きである。
隠し剣 鬼の爪