もうTVから新聞からWebからかなり報道されてますが、トレンドマイクロ社のウィルスバスターのパターンファイルを当てた結果CPUに高負荷がかかってしまう不具合、ここで問題になるのは原因とその後の結果ですね。
いろんなサイトを見てみるとどうやらフィリピンのラボが一部のテストを怠ったことがまず原因であることとしているが詳細は不明、それからもっとも気になるのはシステム自体がシャットダウンした企業に対する賠償問題やけど、スラッシュドットの書き込みでは「パターンファイルが原因でシステムがクラッシュした場合、お客様は違約金を受け取る権利があります」とトレンドマイクロのFAQに書かれていることから訴えられた場合は免れ得ないかもしれない。
問い合わせ件数は既に7万件以上に達してるらしいが、問題の更新ファイルを修正する方法はどうやらセーフモードで起動し手動で削除するってことらしい・・まぁ確かにちょっと詳しい人間であればF8のセーフモードで必要最小限の構成で起動し、問題の更新ファイルをロールバックってのは気付くかもしれないが、一般のユーザーには敷居が高いだろうなぁ。
にしてもOSの深い部分に作用し、尚且つ影響力も広範に及ぶこの手のソフトでテストを怠るというのがSIをやってる人間からすると最も驚くところだ・・オフショア開発においても、某国の開発チームがテストを明らかにやっていないにも関わらずやったと言い張り(悪質な場合はエビデンスを偽装までするという)、品質に対する意識の低さをさらけ出すことが多々あるという・・これだけで結論付けることは出来ないが、彼らに必要なのは高い技術力の習得以上に品質に対する意識ではないだろうか?
まぁだからといってシマンテックやマカフィーに乗り換えたらOKって話でもないんだろうけど。
ちにみに自分はシマンテックだったので今回は問題なし、だが同種の問題がWindows Updateに起こっていたらと思うと・・