この映画のトーンは嫌いではない、ただ物語自体がどうも納得がいかない。
この作品は殊更に悲劇的なラストを向かえるわけではあるが、途中まで両者の正論や不遇の境遇、家族背景などを丁寧に描いていながら、あのラストではすべてが一瞬にして消滅ではないか。
別にハッピーエンドにすれば良いというレベルの話ではないのだが、ことこの脚本にあってこのようなラストを向かえる必然性をあまり感じなかった・・この作品でそれを言ったらはじまらないというのは分かってはいるけど・・
にしてもこの作品、アメリカではどうやっても受けないだろ・・題材がマイホームなだけに。
ただベン・キングスレーの演技は半端じゃないです。
Posted by GAMMARAY at 2005年03月08日 00:33 | TrackBack