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2004年11月23日

21g

21g今の物語を進行させながらも、過去の因果関係をも同時並行で進めて行く様はまさに脚本の妙、ともすれば混乱を招きかねない展開なのだが、巧みに時系列に整合性をもたせている。
ショーン・ペン、ベネチオ・デル・トロ、ナオミ・ワッツらの演技も秀逸で、ついつい惹き込まれてしまった。

人は死の直後、21gだけ軽くなる。
5セント硬貨5枚分、板チョコ1枚程度のとるに足らない程度の重さ、それでも人が背負うものの重さはとてつもなく重い・・そこに人が一人いれば、その人が愛すべき人、守るべき人は確実に存在する。
絶望の中に見出した最後の希望、そして始まり・・人が最後に落としていく21gの重さってなんだろう・・

21g

Posted by GAMMARAY at 2004年11月23日 23:42 | TrackBack
Comments
切なくなってしまう映画でしたね。 魂の重さが21gなんでしょうか。来世へと継続される愛の意識の重みなのか、俗世で背負った罪と罰の意識の重みなのか。 どちらにせよいろいろと考えさせられてしまう映画でもありました。 Posted by: 中西庸文 at 2004年11月24日 17:02
生きる上で背負ってきた様々な業の重さなのかも。 この21gを重いととるか軽いととるか・・ですね。 Posted by: GAMMARAY at 2004年11月24日 19:59
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