連合赤軍の山小屋でのリンチ事件を劇中劇という形で描いた挑戦的な作品。
劇中劇というのは連合赤軍の映画を撮るという設定で演じる役者達を撮った作品だってこと、ようするに二重構造になっているわけやけど、こういう形態を採用した理由を監督は「完全なノンフィクションにしてしまうと、余りに重過ぎて観ている人が辛くなるから」だと言う・・ただ観てて何か違和感を感じた・・本当の事件の当事者達にとっては革命も自己批判も総括も言葉に出来ない程重いことだったんだろうが、それが伝わってこない。
劇中劇という構成に耐えうる演技力が役者になかったのか、少しテーマが重すぎたのか・・最後の本人達への語りのシーンは蛇足もいいところだ、あれなら監督自らが語った方が、伝わるものもあるのではないだろうか。