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2004年08月29日

LOVERS

LOVERS 「HERO」にて映画を芸術の領域にまで昇華させたチャン・イーモウ監督の最新作とあってとにかく期待して観たのだが、内容はもう完全な監督の自己満足映画となってしまっている。
HEROがもたらした最大の功績はまさに芸術と娯楽の融合だったわけだが、これだけの名匠と言えど一歩間違えば芸術という名の罠に陥ってしまう、すなわち観客を無視した完全なる自己陶酔・・そこにあるのはもう映画でない。
しかも本来の娯楽作としてこの映画を観てもなんとも底の浅い内容と言わざる負えず、正直観てて辛かった。
イーモウ監督の次回作に期待したいという思いもあるが、一度「初恋の来た道」の頃にまで戻ってみるのも良い様な気もする・・じゃないと新たなリュックベッソンを生むだけだ、あなたはヒッチコックでも黒澤監督でもないんだから・・

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Posted by GAMMARAY at 2004年08月29日 02:06 | TrackBack
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