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2004年07月31日

ドッグヴィル

ドッグヴィルとんでもない衝撃を受けた。
3時間という長さが信じられない程映画にのめり込んでしまった・・とにかくこの映画まずはセットからして実に挑戦的であり、大きなガレージの中に存在する村 (ドッグヴィル) は、ただ床に白線が引いてあるだけで壁も天井もありはしない、果樹園も文字が描いてあるだけで木々も番犬も存在しない、それ故役者達は一瞬たりとも気が抜けない緊張感を持っている、まるで箱庭感覚だ。
何もない舞台が光の演出によってここまで様々に印象を変えていくとは、舞台演出の妙と言うべきか。

ラーズ・フォン・トリアー監督がビョークをもって描いた必然的絶望・・今作のラストで描かれるカタルシスはなんだろう・・まるで「ダンサー・イン・ザ・ダーク」によって嫌悪に近い感情を抱いた視聴者に対する謝罪のようにさえとれたのは自分だけだろうか?

ラーズ・フォン・トリアー・・次に何を仕掛けてくるか、本当に次作が楽しみだ。
まぁ人によってはもううんざりだろうけど(^^;

ドッグヴィル

※ ちなみにドッグヴィルはR-15指定作品です、ラストシーンをどう捉えたかでその人の本性が暴かれることになるかもしれません・・それだけは覚悟してください。

Posted by GAMMARAY at 2004年07月31日 19:41 | TrackBack
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