スパイダーマンが他のアメコミヒーロー作品と比べて受けてる要因は、主人公がより庶民的なところにあると思う。
SPAWN、BATMAN、X-MENなどが暗い影を持った非現実的過ぎるキャラなのとは対照的だが、これはトビーマグワイアの漂々とした演技も一役かっているのだろう。
今作は製作費が実に200億以上という法外なマネーパワーにものを言わせて、とにかくスパイダーマンは飛びまくる! 敵役の4本アームも壁は登るは、車は投げるはもうはちゃめちゃ! やりたい放題(^^;
ただ基本的なところは前作と何も変わっておらず、ただスケールアップしただけという印象も受けた。
物語の成り行き上、確実に続編が製作されるんだろうけど、次回作でもただのスケールアップに終始するようであれば正直しんどいかもしれない。
他のアメコミヒーローと比べると主人公が背負う お決まりの影の部分が弱いだけに、次回作でアクションのみではなく、如何に物語で魅了できるかが勝負になるのではないだろうか。