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2008年08月26日

テストは検出から予防へ

最近周りからテストをもっと効果的にやるにはどうしたら良いのかという話を聞いた。これは後工程のテストにおいて前工程で潰されていて然るべきバグが頻出したことで問題になったことから来ているようだ。そういえば自分が依然深く関わった某プロジェクトでは、障害が発生した際に必ず再発防止策も一緒に提出しないと障害をクローズできなかった。なので周囲からは障害が出るたびに具体的な再発防止策を考えないといけないから、なかなか障害をクローズできないという愚痴が聞こえていた。
しかも防止策を提出した後に、更に同種の障害を出すと再発防止策のための再発防止策を考えるという感じ、しかも結構怒られるのよね・・ちなみに自分はこれについては完璧に対応したけどね(^^)

ただこういった再発防止策の本質は、障害の予防にあることを忘れてはならない。某書籍においてソフトウェアの品質を向上させるには、検出→分析→予防というレベルで考える必要があると書いてある。つまり泥沼化しているシステムの障害をいくら検出して場当たり的に対応していても、なかなかアプリケーション全体の品質は改善しないが、既に検出された障害を分析し、発生原因の本質を分析できれば、それ以後は障害が顕在化する前に先手をうって対処できるという考え方だ。テストをどう考え実施し効果をあげるかというところは、実は結構奥深い話なのだが、何事もまずは本質を見極めしっかり共有することが大事だとつくづく思う。

Posted by GAMMARAY at 2008年08月26日 01:57 | TrackBack
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