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2008年04月06日

あぁ、阪神タイガース

野村さんが最近出版した「あぁ、阪神タイガース」を読んだ。
当時ダメ虎街道を爆心していたところにやってきた野村監督に自分も大いに期待をしたものだが、結果的に3年連続の最下位ということで、自分の野村監督に対する評価は決して高くなかった。
ただこの著書を読んで、少なくともここまでのダメ虎になった理由というのは、とても長い球団の歴史によるとても根深いものであったということがよくわかったし、野村監督が書いている事は自分の考えともある程度近いものであると分かり、なかなか面白かった。
特に「中心なき組織は機能しない」というところはまさにそのとおりだろう、そして本当の意味でのでエースと四番は、それこそ天性のものであり、エースと四番を育てることは難しいというのも肯ける。

これは自分の持論でもあるが、トップダウン的やり方では意識改革までは難しいということだ。2003年に虎が驚異的な強さを発揮したのはやはり、金本、伊良部、片岡、下柳という野球でも人生でも経験豊富な選手が入ったことで、完全に腐っていた個々の意識やチームの雰囲気が大きく変わったことが大きいと思っている。
つまりどの組織においてもメンバーは身近にいる現場のリーダーを見ることでストレートに何かを学び、感じるものだし、そういった意味ではトップが何を言ったところでまったく現実感がない。だからこそ真のリーダー、つまりエースと四番をなんとしてでも作り上げ、そこから各メンバーの個々の意識を変えていくことが大事なのだ。
野村監督が言い続けたこと、そしてそれを星野監督が見事に成し遂げたからこそ虎は今優勝にふさわしいチームへと変貌を遂げることになったのだと、この本を読んでよくわかった。

確かに阪神ファンは読んでみることをお薦めしますよ。

Posted by GAMMARAY at 2008年04月06日 22:57 | TrackBack
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