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2006年12月16日

EntLib + GAT = ABSF

「Application Block Software Factory」
TomのブログでEntLib V3から提供されるABSFについてのエントリが公開されています。
従来のEntLibは拡張性が高いながらも、いざカスタムプロバイダやカスタムABを作成するには前提として覚えておくべき構造がやや複雑で、十分なドキュメントもなかったことから敷居が高く感じていた人も多いと思う。現に前Pで同じチームのメンバーに試しに調査させたことがあるが、かなり苦労していたのをよく覚えている。
実はこれはある意味ではかなり致命的で、以前ここでも書いたけど例えば共通部品を提供するときにある特定の機能をEntLibで代用した場合、それ以外の機能(つまりEntLibでは提供されていない機能)と根本の設計が違ってきてしまい、これが最終的に導入の足かせになる場合があるのではないかと・・これを解消するには他の機能もEntLibの設計と統一性、一貫性を持たせる必要があるのだが、これをやるには決して単純とは言えないEntLibの構造の理解が必須であると・・そこまでの工数を掛けるのであれば、全部ゼロからつくるという悪循環。
この複雑性についてはPAGチームも同様のことを感じていたようで、その結果彼らが導き出した結論はGAT/GAXを利用することでEntLib用の新しいABSFを提供するということになったらしい。

実はこのエントリをはじめて読んだ時はつい呻いてしまった・・自分は以前からEntLibはその拡張性の高さを維持するためにどうしても複雑性が入り込んでしまいがちで、それを根本から解決するにはドキュメントによる解説以上にGATを使ったガイダンスの自動化という手段が有効ではないかと思っていただけに、PAGがこうやって実際にモノを出してきたことはさすがと言う思いだった。
もしこれがうまくいけば今後FWや共通部品をデベロッパーに配布する際はGATによるGuidancePackegeの配布というのが当たり前になるかもしれないなぁ、いや巨大な開発標準ドキュメントを配ってお終いというやり方から、もう一歩前進できるかどうかはABSFにかかっているといっても過言ではないかもしれないなぁ。

とにかくTomの近日Previewリリースという言葉を楽しみ待っていよう♪(TomのPromiseは割と信頼できるしね)

追記
どうやら同じタイミングでTOMのブログを見ていたようで、nishiさんのブログでもネタがあがってました、たださらに面白かったのは自分もnishiさんもやはりGATの利用という案を持っていたことで、今後のFW、部品の提供においてこれは必須になるという思いに多少確信が持ててきましたよ(^^)

Posted by GAMMARAY at 2006年12月16日 00:33 | TrackBack
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