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2006年06月24日

ジーコが目指した組織

代表の予選敗退が決まって、もうほうぼうで戦犯探しが行われている。
と言ってもその矛先は大半がジーコ(あと柳沢や中村など)なわやけど、4年間積み上げてきたものがたった一度の判断によってここまで崩れていくのかと思うと空恐ろしくなった・・特に子供時代からジーコやマラドーナに憧れた自分としては。

「4人のファンタジスタは共存できる」

と言って初戦でトルジエ時代では見られなかった、中田、小野、中村、稲本の中盤。最終的にはメンバーは変わったけど、当時これら個性を世界でも通用する集団にするにはどうするべきか?ってことでジーコは今までとは違い選手個々の自主性、そしてプロフェッショナリズムを高いレベルで求めたと。
サッカーに限らずよく自立型組織って言うけど、自分はこれを理想としているのでジーコが4年で目指したものが良く分かる。
次の監督が誰になるのかは知らないが、基本的な路線は変えない方が良いのではないだろうか?ただそこへ向かうための過程を変えるだけと。

前回大会のトルコ戦で、自分は
「日本はここで負けたほうが良いかもしれん、ホームの大会は予選が恵まれるから、ここであまりに勝ちすぎると今後の代表はずっとこの大会の亡霊を引きずることになる、ずっと85年を引きずっている阪神のように・・」
(ちなみに翌2003年に18年かけてこの亡霊を断ち切ったけどね)

韓国は前回大会まで1勝もできない時代が何大会と続き、イングランド(アメリカ大会)やフランス(イタリア、アメリカ大会)も20世紀後半ではW杯に出場出来ていない・・恐らく今後の代表もそう簡単には勝てないだろう、W杯とはそういうもんだ。
とにかく代表のファンとして応援するのなら、「あの大会の時はよかったなぁ」なんてことは言わないことだ。
これが時に如何に惨めかを不遇の18年を送ったトラキチたちはよく知っている(もちろんそれでも世界最強と信じていたのは今も同じ)。

まずはお疲れ様ジーコではないだろうか。

PS
個人的には今大会でイングランド代表監督を勇退するエリクソン監督の方が、より感慨深いのは確かやけど。

Posted by GAMMARAY at 2006年06月24日 11:27 | TrackBack
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