戦争映画は数あれど、この作品のように心が暖まり、そして切ない作品は珍しい。 人を殺すことが法的に許されるという異常な状況にあって、クリスマスに起きたひとつの奇跡。しかし両者の心温まる交流を周囲は誰も理解しようとしないことがあまりにも悲しい。 領地の利害や宗教の違いなどを超えて世界がひとつになるってことが、こういった奇跡の積み重ねによって本当に起こり得るのかもしれないと希望を持たせてくれるような、そんな作品。 すばらしい。
戦場のアリア