「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミ監督だけあって重厚な内容になっている。 ともすれば物語の流れというよりも、そもそもの製作者の意図すらよく理解できないまま進んでいく為、中盤までは冗長さを感じることもあるが、終盤に話が進みはじめるとその重さの布石が適度に活きてくるあたりはさすがと言えよう。 だがそれでも親切に全てを語ってはくれないため、重厚な政治サスペンスに抵抗がなければ面白いと思う。
クライシス・オブ・アメリカ