この作品は一体どこをターゲットにして作られたのだろう?ダコタ・ファニングはキャーキャーと耳障りに叫ぶだけ、トムはの役どころも正直どうしたいのか分からないし、"戦争"という言葉から想像するエイリアンvsアメリカ軍の派手な戦闘シーンも特になく、なんというか「人類最後の戦争」と銘打つ割りにスケールが小さい。
ゆえに人類最後という悲壮感がまるで伝わってこなかったのがとても残念だ。
ロストワールドでも思ったが、スピルバーグ監督は超大作になればなるほどどうもコンパクトに収めようとする帰来があるように思う・・これはエメリッヒ監督が「ID4」「ゴジラ」で徹底的にスケールに拘ったのとは対照的だ。
ピーター・ジャクソン、ローランド・エメリッヒ、マイケル・ベイそしてジョージ・ルーカス。
超大作をそのスケールを損なうことなく描ける監督はそう多くはない。