マトリックスのような異次元的感覚を持ちながら、どこかフィルムノワール的要素をもった作品。 個人的には物語のテンポや、メリハリが効いた映像演出、退廃的な雰囲気は嫌いではないのだが、あまり映画に引き込まれなかったのは、キリスト教的背景にまるで疎い人間にとって共通の感慨なのだろうか? あと翻訳のなかでキーとなるキリストを刺した槍を「運命の槍」と訳していたが、これは通説である「ロンギヌスの槍」と訳しても良かったような気がするけど、これは英訳自体がそう言っているのだろうか?
コンスタンティン