mixiで中西さんがオブジェクト倶楽部で公開されている「プロジェクトファシリテーション」に関するPDFを紹介されてました。
自分にとっては言葉だけは知っているという程度だったこともありここいらでPFがどういった概念なのかを整理してみようということでダウンロードし読んでみた。
常々自分にとってのプロジェクトチームの理想は学生時代のサッカーチームだと思ってて (共に切磋琢磨し、叱咤激励し、お互いをカバーし、刻々と変わる状況をチームのみんなで瞬時に分析、判断し共有する) 、こういった考えは部活でキャプテンをした経験やサークルの中心メンバーの1人としてまとめる側に立っていた経験からきているのだろう。
こう書くと「学生気分でやるな!」ってなことを思う人もいるかもしれないが、TVに映ってる高校サッカーや高校野球でたった一度の試合の勝敗で泣いてる連中を見て欲しい、今の我々がプロジェクトの成否で心の底から泣いたり笑ったりすることがあるだろうか? 他人の金が絡むか絡まないかだけの話しで、彼らは我々以上にその瞬間に全てをぶつけているわけで、遥かに真剣だよ。
まぁこういった経験をしてきた人であれば感覚的に理解してもらえるとは思うけど。
だが今のプロジェクトをマネジメントする役割の人たちと話すと、彼らから出てくる言葉から"人"が出てくることはあまりない・・ドロ臭い過去の失敗談や見積もり云々という話ならよく聞くのだが・・本来プロジェクトマネジメントなんてもっとも人と強く関わる業務ではないのだろうか?
ファシリテーション = 様々なスキルを持った個々人の能力を最大限発揮させるチームの場作り
マネジメントってのを現場の視点から突き詰めていけば、最後はファシリテーション的なものが見えてくるんだろうなぁと思うし、自分も少ながらず漠然とではあるが同種の考え方を持っていたことから、頭の中をとても整理することが出来た。
ソフトウェア業界は製造業や建設業など同じモノ作りの業界と比べて遅れているといわれる。
だからこそこういった状況をなんとかしなければと色々な考え方、概念が生み出されているわけで、実は他の業界では当たり前のことなのかもしれないが、それでも自分はこれが面白いなぁと思っていたりもする(^^)